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Macで音声付き画面収録をするならBlackHoleが便利!Zoomでは注意点も

更新日時:2025-07-02 投稿日時:2025-07-02

Macで音声付き画面収録をするならBlackHoleが便利!Zoomでは注意点も

macOS環境で画面収録をする際、システム音を録音したいと思ったことはありませんか?

QuickTime Playerの標準録画機能(⌘ + Shift + 5)では、デフォルトでは音声はマイク音のみで、Mac内部で再生されている音(システム音)は録音されません。

今回は、仮想オーディオデバイス「BlackHole」を使って音声付き画面収録を行う方法をご紹介します。
実際に試してみた結果、Google Meetでは問題なく録音できた一方、Zoomでは音声が途切れるという現象もあったので、その点にも触れています。


BlackHoleとは?

「BlackHole」は、macOS用の仮想オーディオドライバです。
内部音声を録音・ルーティングするために使用します。


BlackHoleのインストール(GUI編)

今回は公式サイトからGUIでインストールしました。
公式サイト

ダウンロードにはメールアドレス登録が必要ですが、手順自体は簡単です。


Audio MIDI設定で「複数出力装置」を作成

  1. 「Audio MIDI設定」アプリを起動
  2. 左下の「+」ボタン →「複数出力装置を作成」
  3. 「BlackHole 64ch」と「Macの内蔵スピーカー」両方にチェック
    • どちらを先にチェックしても問題なし

サウンド出力を「複数出力装置」に設定

  1. 「システム設定」→「サウンド」→「出力」
  2. 先ほど作成した「複数出力装置」を選択

QuickTimeで画面収録&音声設定

  1. ⌘ + Shift + 5 で画面収録を起動
  2. 「オプション」からマイクに「BlackHole 64ch」を選択
  3. 録画を開始!

実際に試してみた結果:Google Meet vs Zoom

  • Google Meet
     → 問題なく音声付き画面収録ができた!

  • ⚠️ Zoom
     → 音声が途切れて録音されない現象が発生(設定の順番やZoomの仕様かも?)

他も試してみたら、更新してお伝えします。


まとめ:一工夫で音声付き画面収録が可能に

macOSで画面と音声を一緒に録画したい場合、「BlackHole」は非常に便利なツールです。
GUIでも簡単に導入でき、Audio MIDI設定で複数出力装置を作れば、録音しながらスピーカーで音を聴くこともできます。

ただし、Zoomでは安定しないので、使用前にテストしておくのがおすすめです。

今後は動画でも使い方をまとめて公開する予定なので、気になる方はチェックしてみてください!